この町は南仏のプロヴァンス地方とよく間違えられます。
こちらはセーヌ・エ・マルヌ県内にあります。
プロヴァン行きの電車はパリ東駅から出ています。
また、マルヌ・ラ・ヴァレ駅とムラン駅からは長距離バスが出ています。
その名も、セーヌ・エ・マルヌ・エクスプレス。
運賃はわずか2€。
そのゾーンのNAVIGOも適用されます。
パリ郊外の田園風景と町並みをゆっくり眺めながら、目的地に行くことができます。
セーヌ・エ・マルヌ・エキスプレスはオレンジの車体と太陽のマークが目印
プロヴァンの魅力は、なんといっても、存続する中世の町です。
その古い町並みは2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。
駅に降り立ったそのときから、美しい古都の情景が目に飛び込んできます。
石造りの町内に小川が流れています。
ところで、予備知識なくこの町を初めて訪れた人は面食らうでしょう。
駅を降りたはいいが、観光地にどう行けばいいのか、よくわかりません。
駅付近に観光案内所がないのです。
なんと、商店もありません。
はたまた、地図もありません。
まぁ、古い建物が目の前にあるので、そっちかなと適当に歩けばいいのですが。
そのうちに商店街にぶつかります。
その後は、いかにも古い建造物というものが高台に見えてきます。
もう、こっちに行けばなんとかなるんじゃないって感じです。
高台を目指せ。
運悪く?多少迷った場合でも、中世を散策できるので良しとしましょう。
その小径、その往来、その袋小路ですら、長い年月の情緒を感得させてくれるでしょう。
中世に想いを馳せて。
これだけ長々書いても、実はまだ目的地にたどり着いていません。
というわけで(理由はこれ以外にもありますが)、プロヴァンシリーズは数回続きます。
乞うご期待・・・
プロヴァン観光局(フランス語、英語)
http://www.provins.net
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