2014年9月25日木曜日

世界という書物の後に

1年半続けてきたこのブログも最終回となりました。

内容は、セーヌ・エ・マルヌ県経済振興公社での活動…以外のことが大半のようです。

あまり気にしないでください。

「世界という大きな書物を」と題されたこのブログ。

タイトルの由来は過去のブログをご覧ください。

http://blogdelivres.blogspot.fr/2014/01/blog-post.html

目標を掲げているなどと書いていますね。

果たして達成できたのでしょうか。

それはさておき、ブログの執筆数が少ないとの批判を度々受けているような気がします。

実はこんなブログを書いていましたので、それで勘弁してください。

http://plaza.rakuten.co.jp/champssurmarne/

兵庫県からセーヌ・エ・マルヌ県にコーディネーターを派遣する事業は今後も続きます。

残さざるをえなかった仕事は後任者が引き継いでくれることでしょう。

しかし残念ながら?、当ブログが今後更新されることはありません。

世界という書物の後にはこちらのブログをお楽しみください。

http://hyogo-seine-et-marne-2014-15.blogspot.jp

最後に、これまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

帰国前日、オペラにて

2014年9月24日水曜日

9月下旬のパリ ― ボン・マルシェ

帰国直前には、パリ郊外のみならずパリ市内もうろうろする機会が増えますね。

例えば友人と散歩したり。

レ・アル午後10時

友人と話をしたり。

レ・アル午後11時

お土産を買ったり。

ボン・マルシェ

さらにお土産を買ったり。

日本フェア

ボン・マルシェでは日本フェアが開催されています。

日本各地の特産品が販売されています。

残念ですが、日本の特産品はフランス土産にはなりませんね。

お世話になった人に挨拶に行ったり。

ISSE

パリ市内でいい日本酒が揃う店といえばISSE。

社長による日本酒の説明(仏語)を聴きながら、社長こだわりの酒を楽しめます。

本日は純米大吟醸「亀の尾」と純米酒「大七自然酒生酛」をいただきました。

で、お茶したり。

オペラ通りのスタバ

レストランに入ったり。

シャンパン

ご飯を食べたり。

牛ホホ肉の赤ワイン煮

今から徹夜で部屋の片づけです。

2014年9月23日火曜日

9月下旬のパリ郊外

帰国日が迫ってきたようです。

なにかと動かねばならないせわしい時期です。

シャトー・ヌフ・ドゥ・パープ・テレグラム

帰国するということは、友人とお別れをしなければならないということです。

そんなときには、想いを伝えるテレグラム。

朝焼けのパリ郊外

帰国が近づくと、ときには夜遅くまで起きていろいろ片づけなければなりません。

そしてときには朝早く起きて作業をしなければなりません。

パリはすっかり秋空です。

連行されるジーニー

帰国前に行っておきたい場所もあります。

この1年間、夢の国の近所で働いていながらあまり来れませんでしたね。

ラタトゥイユ

新アトラクション「ラタトゥイユ」。

夢の国のねずみはどれもかわいいです。

ソフトボール大会

帰国の季節はスポーツの秋。

ボローニュの森で国対抗のソフトボール大会なんていかがでしょうか?

日本の大手航空会社が協賛なんですね。

デファンス地区

凱旋門の先に突如として現れる高層ビル群。

デファンス地区はフランス経済の新しい中心地です。

2014年9月20日土曜日

大聖堂の街シャルトル3

今回のフランス滞在で最後の遠出はこの街。

県議会の前に現れた観覧車の背後には大聖堂

ここはサントル地方ウール・エ・ロワール県シャルトルです。

思えば1年前、シャルル・ド・ゴール空港に着いてすぐさま向かったのがシャルトルでした。

http://blogdelivres.blogspot.fr/2013/10/blog-post_7.html

ウール・エ・ロワール県庁

これは県庁です。

ここに用事があったわけではありません。

大聖堂近くのマルシェ

これはマルシェです。

そういえば土曜日の朝でしたね。

ここで何か買ったわけではありません。

フィリビュス(バス会社)

これはイベントです。

この日は公共交通機関を利用しようの日。

バスの路線をもっと知ってもらおうという子供向けイベントが開催されていました。

この日は自家用車をたくさん利用しました、すみません。

シャルトル大聖堂

これは大聖堂です。

15分ほど観光する時間があったので、見に来ました。

いつ見ても素敵です。

マルティネス

これは友人です。

2008年以来、マルティネスとは何かと縁があるようです。

最近は怪我の治療をしてあげました。

忍者と侍が大好きな彼は、いつか日本を旅したいそうです

(なお、彼は自慢の怪力で細長い棒を振り回すのが好きな人です)。

おまけ1

フランス地方都市の家

シャルトルのボンヴィルは新興住宅地。

かわいいメゾンのお庭には、色とりどりのバラが咲いています。

おまけ2

サヴィニー・シュル・オルジュ

サヴィニー・シュル・オルジュはパリの南の郊外。

この駅を利用するのも6年ぶりです。

数年前まで、日本人を見かけることはほとんどありませんでした。

しかしここ数年は、毎年春から夏にかけて日本人が暮らしています。

2014年9月18日木曜日

フランドル地方リール3

ベルギーの旅のついでに、フランスのリールに立ち寄りました。

今年1月以来です。

ノートルダム・ド・ラ・トレイユ大聖堂内部。晴れた日には太陽の光が大理石の壁から優しく差し込む。

ブリュッセルからリールまで、ブラブラカー(車の相乗り)で9ユーロ。

節約したお金でフランドル風ムール貝を食べましょう。

ところが、レストランでは既に売り切れ。

ムール貝を食べるためにフランドル地方の4つの街を訪れたのに、1度も食べなかったとは…。

リール旧市街

さて、気持ちを切り替えて、リールの他の名物をいただきましょう。

その名も「メルヴェイユー」。

生クリームとチョコレートをまとったメレンゲのお菓子です。

「メルヴェイユー」の意味は「素晴らしい」

ところで、単に遊びに来たわけではありません。

ノール県庁国際課もちゃんと訪問していますよ。

ノール県庁国際課

以上、フランドル地方からでした。

2014年9月17日水曜日

フランドル地方ブリュッセル2

ブリュッセルのことをほとんど知らなかった私がなぜブリュッセルに来たのか?

それは、1つの疑問を解消するためでした。

日本人によって世界3大がっかりスポットに指定されている小便小僧。

彼を見ると我々は本当にがっかりしてしまうのだろうか。

というわけで、さっそく彼を探しましょう。

小便小僧?

チョコレート店の中に小便小僧が!

おいしそうな小便小僧ですが、探しているのは彼ではないようです。

で、その向かいを見ると…

小便小僧!

いました、小便小僧。

周囲にはすさまじい人だかり。

小便小僧、大人気

小便小僧のおかげで近所のワッフル屋はウハウハです。

「オイラがっかりスポットに指定されるために作られたんじゃないやい」。

そう思っているかはわかりませんが、ジュリアン坊やは今日も元気な姿を見せてくれています。


ブリュッセルは国際都市。

日本からも多くの観光客が訪れていました。

夕暮れ時のブリュッセル

ユースホステルで2人の日本人学生に出会いました。

来春に大学を卒業するという男性は約3週間のヨーロッパ一人旅。

モロッコ、スペイン、フランス、イタリア、スイス、オランダを訪れた後、ベルギーに来ました。

最後にイギリスに渡ってから帰国するそうです。

将来は国際機関で働きたいという女性は1週間の一人旅。

オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを周遊中でした。

アーケード「ギャルリー・ド・ラ・レーヌ」

両名とも、これまでに培った語学(英語)能力を存分に発揮しながら旅を続けていました。

鉄道切符も宿も現地で自ら手配します。

だけど、決して無謀な旅には見えません。

情報を集め、しっかり考え、自分で判断し、そして行動しています。

若い世代が海外に目を向けなくなったなどと言われている昨今。

だけれども、世界を知り世界に挑戦する日本人はやはりたくさんいるのです。

こうした学生を見ると純粋に応援したくなりますね。

新旧の建築が共存

というわけでベルギーの旅はこれで終わりです。

古いものを残しつつも、現代的な高層ビルを建てることを厭わない街、ブリュッセル。

いつか住んでみたい国だと素直に思えました。

2014年9月16日火曜日

フランドル地方ブリュッセル

ベルギーの首都ブリュッセル

EUや様々な国際機関の本部がある国際都市です。

この街を拠点にしてアントワープとブリュージュを観光しました。

王宮

ベルギーを通過したことはありますが、訪問するのは今回が初めて。

ブリュッセルではフランス語が通じるのか、不安かつ疑問でした。

降り立って様子を伺うと、至るところからフランス語が聞こえてきます。

メトロの駅名を観察すると、オランダ語の駅とフランス語の駅が混ざっています。

正面に見えるのは高さ100mを越える最高裁判所

アゴラ市場で自作の小物を売っているおばさんと話をしました。

英語で声をかけてくれたのですが、フランス語で話をするとすごく喜んでくれました。

骨董市

ベルギーはチョコレートとムール貝とワッフルとビールの国。

街の中心部はどこもかしこもチョコレート店だらけ。

その多さときたら、ベルギー人どんだけチョコ好きやねんと思わずつっこみたくなるほどです。

なお、日本人の店員を時々見かけます…

夜のグラン・プラスと市庁舎

レストランの食事の風景を見ると、お鍋のとなりにはムール貝の殻が山盛り。

名物フランドル風ムール貝、残念ながら食べる機会がありませんでした。

よし、次の目的地リールで食べよう。

ベルギーのお土産といえば西洋人形も忘れてはいけません

デザートはベルギーワッフル。

1ユーロのワッフルにチョコレート、ホイップ、フルーツのトッピングを好きなだけ乗せましょう。

ベルギーの首都でベルギーワッフルを食べられる喜び

巨大な建築も市内のあちらこちらに見られます。

見上げようものならついつい圧倒されてしまいます。

ガイド付きツアーや修学旅行生?の団体がたくさんいました。

サン・ミシェル大聖堂

それにしても、ブリュッセルを少し甘く見ていました。

2泊3日(しかも午後は他の都市を観光)、しかも事前の下調べなし、地図なし。

これでは重要なスポットを全て巡ることができませんね。

国立コーケルブルク大寺院

2014年9月15日月曜日

フランドル地方ブリュージュ

ブリュージュ(オランダ語読みでブルッヘ)はベルギー北西部の都市。

ブリュッセルから電車で1時間。

海に近く、水路が市内を走り、「北のヴェネツィア」と呼ばれます。

3つの世界遺産を誇ります。

街の中心部へ

市内にはベルギーらしい家が立ち並んでいます。

三角形の屋根の形が何とも言えずかわいらしいですね。

マルクト広場

観光客は小舟で水路を巡り、自転車で街中を駆け抜けます。

あるいは、広場でベルギービールを飲んでいます。

約1000種類のベルギービールがあるとか。

特に、甘いビールは女性に大人気。

市内に張り巡らされた水路

ビールのお供はフライドポテト「フリッツ」。

フライドポテトはベルギーが発祥だそうですね。

2度揚げるのが特徴です。

市庁舎

ブリュージュではフランス語が問題なく使えるようです。

「ハロー」と言われたら「ボンジュール」と言い返してみましょう。

英語とフランス語でまったくかみ合わない会話をしながらチョコレートを買えることでしょう。

水路の先には聖母教会が

貸自転車は12ユーロでした。

パリのヴェリブのような公共の貸自転車がないのが残念でした。

愛の湖公園


青空と北の風が心地よい街。

芝生の上、風車の下、ゆっくりとした時間。

こんな穏やかな休日はぜひブリュージュで。

休憩中

2014年9月14日日曜日

フランドル地方アントワープ2

アントワープはベルギー第2の都市。

古い歴史をもちますが、第2次世界大戦で建物の多くが破壊されました。

現在は近代的な建物も混じった景観が見られます。

いずれにせよ、のんびりと街並みを眺めながら散策したくなる街です。

ブリュッセルから電車で約50分。

週末には料金が半額になる往復切符をインターネットで購入できます。

市庁舎前広場

市内に川が流れており、人々が川辺で思い思いの時間を過ごしています。

海に近く、フェリーの港などもあります。

ベルギー経済にとって非常に重要な海港都市です。

スヘルデ川

ベルギーの観光地といえば、チョコレートとムール貝とワッフルです。

あるチョコレート屋さんの内装が圧巻でした。

美術館?チョコレート店?

世界遺産も幾つかあります。

アントワープ大聖堂や市庁舎が部分的に世界遺産に登録されています

(ベルギーとフランスの鐘楼群)。

アントワープ市庁舎

ベルギーは17世紀に画家ルーベンスを輩出しました。

その邸宅は現在は市立美術館となっています。

ルーベンス美術館

おまけ

とても悲しいことに、パトラッシュには会えませんでした。

それもそのはず、ネロとパトラッシュの像はホーボーケンという町にあります。

町おこしのために、その像が近年建てられたそうです。

名作「フランダースの犬」はベルギーでは知られていません。

私のように「ぱとらっしゅ~」と叫びながら観光に訪れるのは日本人ぐらいだそうです。

アンティークのマルシェ

おまけ2

ネロとパトラッシュの記念碑が実はアントワープ大聖堂前の広場にあるそうです。

トヨタ自動車が寄贈したとのこと。

そこは通ったはずなのに、全然気がつきませんでした。

結局、地図なし情報なしでアントワープ市内を巡ったことがあだとなりました。

でもまぁ、ときにはそんな旅もいいものです。