少しくらいクリスマス休暇を取りなさいと言われたので、1日休みをもらいました。
サンジェルマン・アン・レーはRER・A1線の終着駅です。
駅改札から地上に出るとすぐにサンジェルマン城が見える
ルイ6世に始まり、シャルル5世やルイ13世、ナポレオン1世などがこの地で暮らしました。
特に太陽王ルイ14世は1638年にこの地で生まれました。
宮廷を転々としながらも、1666年から1681年まで滞在しました。
ルイ14世がヴェルサイユ宮殿に移り住むまで、この都市は王政の中心地でした。
ヨーロッパの街並み。古い路地も至る所に残されている。
初めて訪れる街では、観光案内所で情報を収集するのは基本です。
というわけで、案内所へ。
感じのよいスタッフが迎えてくれました。
この街に来る日本人もたいへん多いとのこと。
日本語のガイドも置いていました。
日本語ガイドがあるかどうかは、日本人観光客が多いかを測る目安の一つです。
サンジェルマン・アン・レー観光案内所
最大の観光名所はサンジェルマン城。
並びにその中にある国立考古学博物館。
博物館の入館料は7€。
先史時代から中世までの歴史的資料が数多く展示されていました。
個人的に興味を惹かれたのは、石器時代の人骨と紀元前の貨幣。
人類の歴史は祈りの歴史、死者を埋葬する人々の想いを慮らずにいられません。
また、以前、古代の貨幣論に関する論文を翻訳しました。
貨幣を巡る様々な歴史にずいぶんと驚くと共に、経済を見る視点がより豊かになりました。
サンジェルマン城中庭(シャトー・ヴィユー)
…また続きがありそうな展開ですね…
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