2014年5月29日木曜日

5月下旬のパリ ― モンマルトル

モンマルトルと言えば、なんといってもサクレ・クール寺院が真っ先に思い浮かびます。

しかし、モンマルトルの魅力はそれだけではありません。

いろんな意味で思い切って散策してみると、興味深い建物やお店に出会うことでしょう。

ムーラン・ルージュ

この「赤い風車」は映画の舞台になったことで有名ですね。

1889年に開業し、現在も営業しています。

食料雑貨店

フランスの地方特産品を扱うお店。

そういえば、フランス特産品の輸出代理企業のお手伝いを日常的にしています。

多少なりとも商品知識を身につけた今、フランス産品には大いに興味があるわけです。

で、お菓子とジャムを買いました。

ムーラン・ドゥ・ラ・ギャレット

「ギャレットの風車」はダンスホールなのですね。

ジョセフ・ドゥ・メストル通り

周囲の建物とは一味違うこのおしゃれな建物。

思わず写真を撮ってしましました。

丘の上から

モンマルトルの丘からはパリ中心部を見下ろせます。

そうえいば、このあたりでお兄さんたちが「どろけい」をしていました。

さすがモンマルトルです。

2014年5月28日水曜日

セルヌスキ美術館

アジアの美術品を中心に展示している美術館がパリ市内にあります。

パリ8区のセルヌスキ美術館です。

イタリア人銀行家セルヌスキさんが19世紀にアジア各国で多数の美術品を収集しました。

その一部が当美術館に展示されています。

セルヌスキ美術館

日本文化アトリエのために何度かお邪魔した小学校のクラスがここに遠足に来ました。

それに同行したわけです。

小学生に交じって、日本と中国の文化についての解説を聞きました。

大仏

この巨大な大仏は展示品の中で一際目をひきます。

9つの部分に分解して日本からフランスに運んだそうですね。

仏教関係の彫像

この他、中国の壺や龍の彫像、お茶の道具、陶器などが展示されていました。

セルヌスキ美術館は小さい美術館です。

そのぶん、美術品が丁寧に展示されていました。


さて、この美術館の隣にはモンソー公園があります。

パリ市内には市民の憩いの場となる公園がたくさんあるのです。

モンソー公園

公園内にはピラミッドや女神像、古代遺跡の柱っぽいものなどいろいろあります。

骨董品市

モンソー公園の北側、クルセル通りにはアンティークショップが並んでいました。

常設なのでしょうか?

いずれにせよ、こういったものを偶然にでも発見するとうれしくなります。

2014年5月26日月曜日

5月下旬のパリ

知人が髪を切りたいということで、美容室を紹介しました。

そのついでにパリを散歩しました。

ポン・デ・ザール

インターネットで調べると、この橋には南京錠が2000個かかっているそうです。

ってか20000個ぐらいあります。

虹がかかるパリでの結婚式、一生の思い出ですね。

セーヌ川クルーズ船とフランス学士院

観光シーズンが始まり、船がひっきりなしに通っています。

貸し切りディナークルーズ船やバースタンド付き小型船など、種類も様々です。

ヴァンセンヌの森

日本人ソフトボールチーム「チョコボール」。

ソフトボールがうまい日本人がよくぞこれだけパリで集まりましたね。

パリ国際大学都市

日本人ソフトボールチーム「エスコフィエ」。

パリ市内、あっちでもこっちでもソフトボール。

フランスでソフトボールは大人気?

2014年5月25日日曜日

パリ国際大学都市8

5月24日(土)、25日(日)は毎年恒例の通称「シテ祭」でした。

シテ祭とは、パリ国際大学都市の各館がイベントを行うお祭りのことです。

館の中には夜中まで盛り上がるところもあるとか。

そんな「シテ祭」の様子をほんの少しだけ覗いてみましょう。

レバノン館

チーム・レバノンが踊っていました。

テントにはレバノン料理が並んでいました。

国際館前広場

社交ダンスを踊っていました。

翌日はもっと大勢いました。

ベルギー館

こちらはライブ。

バーベキューもなかなかの人気でした。

日本館

日本館では折り紙の展示、アトリエがありました。

また、在仏日本人会が「希望祭」と称して様々な出し物をしていました。

フランス折り紙協会のパンフレット100部が全て配布されるほどの人の入りだったそうです。


おまけ

グラディエーター?

この人たちは何をしているのでしょうか?

どのようなルールでどのように勝ち負けを競うのでしょうか?

それから、左から2人目の剣と盾を持っている人、後ろに気を付けてください。

2014年5月19日月曜日

フランスの高速道路

5月18日(日)は車でお出かけでした。

パリから東に320キロ離れたアルガンシー村が目的地。

アルガンシーはロレーヌ地方メッスの近くにあります。

ベルギー、ルクセンブルク、ドイツの目と鼻の先です。


メッスは大聖堂と美術館が有名な水都と聞いています。

しかし残念ながらそこに立ち寄ることができませんでした。

なので、その街並みの写真はありません。


というわけで、今回はこんな写真をどうぞ。

サービスエリア

フランスの高速道路にももちろんサービスエリア(パーキングエリア)があります。

ここはシャンパーニュ地方ランスのサービスエリア。

日本と比べるとこじんまりとした印象です。

ガソリンスタンド、食料品店、レストラン、パン屋さんなどが入っています。

地方の特産品も置いています

(シャンパーニュ地方なのでやはりシャンパンです)。

制限速度は130キロ

この道路の制限速度は130キロです。

日本の高速道路よりも速い速度で運転できますね。

くれぐれも安全運転で。

高速道路からの風景(2008年撮影)

フランスの高速道路周辺には自然豊かな風景が広がっています。

初めて高速道路を使って移動したときはその景色にやはり感動したものでした。

それにしても、往復640キロの日帰りの旅はなかなかしんどいですね。

2014年5月17日土曜日

5月中旬のパリ ― セーヌ川

パリ東大学日本語講座の学生数名と一緒にパリ市内の日本食レストランに行きました。

日本語を熱心に学習するいい生徒たちでした。

これからもたくさん勉強して、日本語能力にさらに磨きをかけてください。

レストラン「まつだ」とパリ東大学の学生たち(1名を除く)

夕食の後は夕暮れ時のパリ市内を散歩。

セーヌ川沿いを散策します。

セーヌ川とエッフェル塔

コンコルド橋からです。

これぞパリという風景ですね。

セーヌ川とコンサート

パリ市内に住んでいたら夜でも気楽に散歩できるのになぁ。

レオポール・セダール・サンゴール橋と無数の南京錠

どうぞ末永くお幸せに…

カルーゼル橋とルーブル宮

橋の四隅には、豊穣、産業、パリ、セーヌを表す四つの彫像があります。

この像は何を象徴しているのでしょうか。

ポン・ヌフ(新橋)と若者たち

友と語らうかけがえのないひととき。

あ、お気に入りのワインを忘れずに。

ポン・ヌフとどうも僕です

「何をしているのですか?」

「隣でケバブを食べているおじさんを見ています」

ヴェール・ギャラン公園と若者たち

シテ島の西の端。

金曜の夜です。

パリ市庁舎とまたもや僕です

おや、ずいぶんと歩いたんですね。

いえ、サンミシェル・ノートルダム駅を探していたらここに着いただけの話です。

なるほど、つまり迷ったわけですね。

ロンバール通りとまたまた僕です

今回はなかなか出演率が高いですね。

シャトレ駅周辺の夜は賑やかです。

夜風が心地よい5月中旬のパリでした。

2014年5月12日月曜日

パリのソフトボールチーム

パリ市内と郊外にはたくさんの日本人が住んでいます。

日本人コミュニティーでスポーツチームを作ることも多々あります。

サッカーなんかはやはり人気のスポーツですね。

そして日本のお家芸?ソフトボールのチームもあります。

ボローニュの森にて

30年前にはおよそ40の日本人ソフトボールチームがあったそうです。

現在、定期的に活動しているのは2チームとのことです。

選手の多くは仕事や勉学のための短期滞在者です。

つまり、選手の入れ替わりが激しいのです。

そのため、チームを運営、管理するのは大変なのです。

練習試合中

私は傍で応援しながら写真を撮影していました。

お箸よりも重たい棒をもったことがありませんので(笑)

練習試合の相手は「大使館チーム」。

上手な選手がたくさんいて、強いチームです。

ところで、2012年の9月にヨーロッパを訪れた時、大使館対抗のソフトボール大会を見学しました。

そのときのことを覚えていてくれた方がいらっしゃったのです。

その節はお世話になりました。

ヴァンセンヌの森にて(2012年撮影)

さて、応援のお土産に?Tシャツをいただきました。

大切に着たいと思います。

日本人チームなので日の丸入り

2014年5月11日日曜日

ヌムール

スープ・シュル・ロワンからさらに北上すると、ヌムールの街があります。

人口約1万3千人、ロワン川沿いの小さな街です。

ヌムール市庁舎

街のシンボルの一つ目はサン・ジャン・バティスト教会

100年戦争時の火災の被害に遭いましたが、1445年から1555年にかけて再建されました。

サン・ジャン・バティスト教会

街のシンボルの二つ目はヌムール城

1170年頃に建てられたと言われています。

ヌムール城入り口

現在は博物館になっています。

入場料は3ユーロ

付近での出土品の展示や、領主の複雑な変遷の解説があります。

2F,城のミニチュアなど

見学できる範囲は狭かったですが、フランスの歴史を学習できるなど、それなりに楽しめました。

ヌムール城外観

ヌムール中心部にはいろいろなお店が軒を並べています。

また、中心部を離れるとすぐに閑静な住宅地となります。

川のそばで赤い屋根の続く街

おまけ1
日本食レストラン玉龍

日本料理って書いてるけど、ぜったい中華だろ!

おまけ2
自販機に注目

フランスには薬の自動販売機があります。

おまけ3
本日のフォンテーヌブロー城

ヌムールからムランに向かうバスが、フォンテーヌブロー城の前で停車するんです。

城に誘われて降車してしまいました。

おまけ4
本日のサン・ジャン広場

旅の最後は、セーヌ・エ・マルヌ県の県庁所在地ムランを散歩。

そしてヴォー・ル・ヴィコント城ブレンディ・レ・トゥール城行きのバスを確認。

そこが次の目的地となるでしょう。

それにしても、今回訪れたような街がヨーロッパには数えきれないほどあるんでしょうね。

それぞれの街にはそれぞれの歴史があり、人々がそれぞれの暮らしを営んでいます。

個人の人生という「小さな物語」を汲み取る努力を決して怠ってはならない。

そのことを忘れないため、これからもたくさん旅をしたいとあらためて思いました。

2014年5月10日土曜日

スープ・シュル・ロワン

シャトー・ランドンからセーヌ・エ・マルヌ・エクスプレスで北上。

約10分でスープ・シュル・ロワン(Souppes sur Loing)に到着します。

バス停留所の正面に観光案内所があったので、ぶらり立ち寄りました。

町の風景

観光案内所のマダムにこの町の見どころを尋ねました。

修道院、教会、運河…

言葉に詰まっていました。

尋ねてはいけなかったようです。

サン・クレール・サン・レジェ教会

町のシンボルのこの教会はお葬式の最中でした。

なので、中に入るのは遠慮しました。

ところで、こんな小さな町にどうして観光案内所があるのでしょう?

それは、有名な修道院がこの町の近くにあるからです。

町の広場

セルカンソー大修道院は1181年に建てられました。

セーヌ・エ・マルヌ県観光局「トゥーリスム77」の日本語パンフレットに載っています。

2012年には日本の版画展がこの修道院で開催されたそうです。

ところが、残念なことに、この修道院は月に1回しか観光客を受け入れていません。

フランス革命で修道院は廃止されてしまいました。

その後は何度も所有者を変え、現在は倉庫として利用されているのです。

と、一通り散策を終えたので、次の街へと向かいましょう。

2014年5月9日金曜日

シャトー・ランドン

5月9日(金)は事務所がお休みでした。

セーヌ・エ・マルヌ県南部の5つの街を巡りました。

まずはシャトー・ランドン

ロワレ県とのほぼ県境にあります。

セーヌ・エ・マルヌ県の県庁所在地ムランからセーヌ・エ・マルヌ・エクスプレス・バス34番線で1時間。

あるいは、リヨン駅からモンタルジ行きの電車でスープ駅まで行き、やはりバスに乗車。

人口約3千人、12世紀の建築物が残る美しい街です。

自家用車かバスでしか来ることができません

さて、着いたはいいが何もないところに降ろされました。

地図もないので、例のごとく?とりあえず適当に歩きます。

塔らしきものが見えてきた

あっちに行けばなんかありそうですね。

ノートルダム教会

12世紀に建築が始まった古い教会です。

なぜかここで街の地図を手に入れました。

ノートルダム教会とワインカーヴ

普段見かけない素敵なワインがいっぱいありました。

記念碑

2つの大戦で亡くなった子供たちのために建てられました。

思わず見入ってしまうような青々とした森が背後に広がっています。

シャトー・ランドンの街並み

大修道院への道が続いています。

マルシェ広場

ここが街の中心部です。

サン・セヴラン修道院

これも12世紀に建築された修道院。

現在は高齢者保護施設として利用されています。

残念ながら内部を見学することはできませんでした。

運河沿いの小径

こんな道をぶらぶら散歩しながら…

サン・アンドレの塔

塔にたどり着きます。

しかし、敷地の入り口には「この塔は私有地にあります」との掲示が…


シャトー・ランドンの街は3時間もあれば一通り巡れます。

ワインカーヴ、ケバブ屋、観光案内所、修道院、いずれのスタッフもとても親切でした。

旅人を穏やかな気持ちにさせてくれる、そんな街でした。