2014年7月2日水曜日

マルヌ・ラ・ヴァレ都市開発

7月2日(水)、施設見学の通訳を務めました。

テーマは環境配慮型持続可能都市とイノベーション。

それぞれの施設を少しご紹介しましょう。


最初はマルヌ・ラ・ヴァレ開発公社(エパマルヌ)。

都市開発計画や土地管理、市場調査等を行う公的機関です。

RER A線のノワジエル駅から徒歩20分のところにあります。

マルヌ・ラ・ヴァレ地区の都市開発の構想と現状について教えてもらいました。

ディズニーランドパリ周辺の開発もエパマルヌの管轄です。


次に、パリ東ディースクール

デザインシンキングというコンセプトをアメリカから導入しました。

フランスにおける教育は伝統的に知識や理論の習得が基本です。

ディースクールでは、理論よりも実践を重視します。

主題を決めて調査を済ませたら、アイデアをすぐに形にします。

原型を作成し、ヒアリングなどを経て改良を重ね、製品に仕上げます。

このようにして、フランスの新しいエンジニア教育の在り方を追及しています。

こちらの学校は学園都市シテ・デカルトにあります。


エコ開発地区「シコモール」はRER A線のビュシー・サン・ジョルジュ駅近郊。

様々な世代、様々な人種が共存できる空間を目指しています。

なので、教会はもちろん、仏教寺院やモスクも建設されています。

エコの観点では、エネルギー効率を高めた住宅を提供しています。

また、地区で栽培された作物を地区で消費するアグリアーバンを実践しています。

さらに、隣接する森で伐採した木材を燃やして得た熱を各施設で暖房に利用しています。


もう一つのエコ開発地区「モンテヴラン」はヴァル・ドゥロップ駅近郊にあります。

住宅地、オフィスが入居した高層住宅、商業施設が隣接しています。

もちろん、いずれもエネルギー効率を高めた建築物です。

隣のマルヌ・ラ・ヴァレ駅からシャルル・ド・ゴール空港までTGVで10分というアクセスも魅力的です。


サンドボックス212は研究者と学生向けの共用オフィス。

フランスで最初に大学によって設立された共用オフィスです。

このオフィスを利用することで、異なる分野の研究者が同じプロジェクトを進めやすくなります。

フランスではこのようなオフィスが増えつつあります。

なお、オフィスはヴァル・ドゥロップ駅前にあります。


こんな感じの視察ツアーでした。

写真が全然ないじゃないかって?

通訳と先導で写真どころではなかったのです。

なのでこれで勘弁してください。

写真なくても気にしないモン


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