時代の栄華を映すヴォー・ル・ヴィコント城に対して、こちらは時間の静寂を宿す中世の「遺跡」。
フランスらしい小さな町の中心で城塞が存在感を放ちます。
城門
13世紀、領主の館がこの地に建てられたのが始まりでした。
14世紀には城壁と塔が建てられ、城塞の機能を果たすようになりました。
しかし、15世紀から17世紀までの間に、砦の機能は失われます。
そして18世紀、この城は一度は廃墟となりました。
城塞内
19世紀、この敷地を市が買い取り、歴史遺産としました。
20世紀後半、遺跡の発掘と再興が始まりました。
1992年から2007年にかけて、セーヌ・エ・マルヌ県議会が大規模な修復工事を行いました。
5層の塔から
新たな観光資源として、県はこの遺跡を活用しようとしています。
1年を通して、劇や音楽などの様々なイベントが開催されています。
塔間の通路
ムラン駅からシャトーバスで30分。
ヴォー・ル・ヴィコント城停留所の先にあります。
ヴォー・ル・ヴィコント城で一度降りても、同じ切符でブランディ・レ・トゥール城まで行けます。
シャトーバス
30分もあれば一通り見て回ることができる小さな観光地。
ヴォー・ル・ヴィコント城に行くついでに、ほんの少し足を伸ばすだけ。
それだけで、古き良きフランスに巡り合うことができます。
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