2014年6月1日日曜日

ヴォー・ル・ヴィコント城

セーヌ・エ・マルヌ県には立派なお城が幾つもあります。

フォンテーヌブロー城は世界遺産として有名ですね。

もう一つの傑作であるヴォー・ル・ヴィコント城はこんなお城です。

裏側(駐車場側)

ヴォー・ル・ヴィコント城は17世紀中葉に建築されました。

初代城主ニコラ・フーケは、当時最高の建築家、画家、造園家に建築を委ねました。

完成された見事な城と庭園はルイ14世の不興を買いました。

一方で、ニコラ・フーケは逮捕、収監されました。

他方で、建設に携わった芸術家たちはヴェルサイユ宮殿を建設しました。

宮殿はヴォー・ル・ヴィコント城をモデルにしているのです。

王の寝室

フォンテーヌブロー城やヴェルサイユ宮殿ほど観光客は多くないようです。

なので、城内を比較的ゆっくりと見て回れるでしょう。

図書室

こういった図書室に憧れます。

読書に勤しみたい今日この頃です。

楕円形の間の天井画

入り口の部屋の奥には楕円形の間があります。

古代ローマ帝国の皇帝たちの像がそこに並べられています。

ビュッフェの間

テーブルの奥には17世紀の祝宴の映像が流されています。

その華やかな祝宴がニコラ・フーケの悲しい命運を決めてしまったのですが。

城のドームより

ドームに登ると庭園はもちろん、はるかムランの街を見渡せます。

ドームへのアクセスは別途3ユーロかかります。

噴水越しに

お城を見学した後は庭園を散歩しましょう。

見る場所によって城は様々な表情を見せてくれるでしょう。

城正面

ヴォー・ル・ヴィコント城はセーヌ・エ・マルヌ県の県庁所在地ムラン中心部から6km。

3月末から11月初めまでの土日祝、ムラン駅からシャトルバスが出ています。

片道4ユーロ、学生料金で2ユーロ

ヴォー・ル・ヴィコント城の入城料は16.5ユーロ

また、土曜日の夜、城はキャンドルで彩られます。

幻想的なディナーが楽しめるそうです。

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