2014年1月4日土曜日

ミューズが祝福する町モレ・シュル・ロワン

モレ・シュル・ロワン(Moret-sur-Loing)はセーヌ・エ・マルヌ県南部にあります。

中世の遺産が数多く残されています。

パリのリヨン駅から電車で約40分。

フォンテーヌブローからさらに2駅先。

モレ・ヴヌー・レ・サブロン(Moret Veneux les Sablons)下車、徒歩15分です。


では、いつものように観光案内所で情報を仕入れましょう。

看板がおしゃれな案内所

事務所のお兄さんが親切にいろいろ教えてくれました。

この町の観光として、中世から残る門や城壁などの歴史的遺産がまず挙げられます。

それから、画家アレフレッド・シスレー(1839-1899)の足跡をたどるファンも多いとのことです。

シスレーに惹かれて日本人観光客がたくさん訪れるのだと笑顔で話してくれました。

日本語で書かれた簡単なガイドも印刷してくれました。

昔、ここに滞在した日本人が善意で翻訳してくれたそうです。

そのガイドによると、シスレーを記念して建てられた女性の彫像があるそうです。

それは、町を流れるロワン川と、芸術の女神ミューズを象徴しています。

川はシスレーの感性を呼び覚まし、ミューズはシスレーの芸術を祝福したのだと。

ロワン川は通称「ラ・ルー」と呼ばれていた

事務所のお兄さんが「博物館は全部閉まってるよ」と苦笑いで教えてくれました。

残念なことに、冬は観光客がとても少ないのです。

なので、今回も町をゆっくり散策してみましょう。

サモワの門

町の入り口って感じがして、わくわくしますね。

麦芽糖博物館。閉館中。建物がいちいちおしゃれですね。

この町の名産品は麦芽糖キャンディー。

修道女たちがこのお菓子を作り始めたのは1638年です。

古い水車

タン皮をなめすためにも利用されていたそうです。

MORET SUR LOINGの文字が…

写真を撮れと言わんばかりに手入れされていました。

シスレーの描画スポット

シスレーが好んで絵を描いた場所にはこんな解説版が設置されています。

天気が良くなってきましたね。

つまり、後編もあるということです。


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