2014年8月16日土曜日

南ヨーロッパの旅 ― アヴェロン県の旅

アヴェロン県はフランス南西部の広大な県です。

畜産業が盛んで、フォアグラなど美味しいものがたくさんあります。

また、兵庫県とアヴェロン県は友好提携をしています。

昨年夏、兵庫県はアヴェロン県柔道連盟訪問団を受け入れました。


アヴェロン県柔道連盟訪問団(2013年撮影)

会長をはじめ指導者と選手計17名が来日。

兵庫県下の高校・大学で稽古に励みました。

滞在期間中、訪問団に帯同して案内や通訳をしました。

そのときに仲良くなった副会長に会うために、この地を訪れたのです。

サン・タンドレ・ドゥ・ナジャク

柔道連盟副会長のミシェルさんはサン・タンドレ・ドゥ・ナジャクという町で暮らしています。

夫のピエールさんも柔道家で、二人とも柔道のコーチをしています。

8年前、パリからアヴェロン県に移り住みました。


ピエールさん(左)、ミシェルさん(中央)


農家の家を買い、時間をかけて改装してきました。

ミシェルさんのお母さん、妹のアンヌ・マリーさん、その夫のジャックさん。

現在はこの5名で悠々自適な生活を送っています。

なお、最寄り駅はラゲピー。

鳥取県のキャラクターではありません…。


ミシェルさんの家

ナジャク

兵庫県の竹田城は「天空の城」として有名ですね。

早朝の雲海に聳える城が幻想的で、多くの日本人を虜にしています。

さて、なんとアヴェロン県にも「天空の城」が存在します。

ナジャク城も、初夏から早秋のよく晴れた日の朝、雲海を従えます。


「天空の城」ナジャク(絵葉書より)

このナジャク城はもともと3世紀に建築されたそうです。

もちろんその後様々な変容を経て、現在も存続しています。


ナジャク城

残念なことに、住民たちが自宅を建てるためにお城の石を持ち去りました。

そのため、数世紀前に、城壁や階段の一部が取り壊されてしまいました。

それでも、侵略者を追い払う仕掛けや古典的なトイレなどは残っています。


50年以上の歴史をもつナジャク城ガイドツアー

高い塔に登ると自然豊かな大地を一望できます。

直線的な城下町もナジャクの特徴です。


ナジャク城下町

ナジャクはフランスの最も美しい村の一つに選ばれています。


ナジャク村

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