今回の旅でどうしても訪れたかった街の一つがローマです。
言わずと知れた、かつてのローマ帝国の首都。
ローマのメトロ
ローマのメトロは充実しているとは言えません。
なにせ、2本しか路線がないのですから。
ティブルティーナ駅から街の中心部にあるテルミニ駅までメトロに乗ります。
ところが、車内にはゴミが散乱していてひどい状態でした。
イタリアは経済状況が悪く、治安や風紀も悪くなっている。
イタリア人の知人からそう聞いていました。
メトロにもそのことがよく反映されているようです。
ちなみに、3日券を買って16.5ユーロでした。
バチカン市国
ローマ市内には世界最小の国があります。
バチカン市国はローマ教皇が暮らす国です。
昔、世界史の授業でバチカン市国という国があることを知りました。
それ以来、街の中にある国とは何なのか、ずっと疑問に思っていました。
ならばぜひ自分の眼で見てみよう。
一般人はサン・ピエトロ広場、大聖堂、バチカン美術館に入れます。
それ以外の場所への入り口には素敵なコスチュームの警備員がいます。
大聖堂への入場は無料、美術館とシスティーナ礼拝堂は有料です。
バチカン美術館には歴代教皇の収集品が展示されているそうです。
しかし、運悪く週末にローマに滞在してしまいました。
土曜日、美術館にたどり着いたときにはすでに閉館していました。
日曜日は休館日でした。
月曜の朝は3時間半並びましたが、ミラノ行き電車の都合で断念しました。
ううむ、「ローマの休日」をしたかったわけですが、ローマが休日でした。
…誰がうまいこと言えと?
ローマのメトロ2
20日(日)にテルミニ駅からメトロに乗りました。
車内は観光客でいっぱいでした。
さて、発車してからすぐに、ちょっとおかしいなと思いました。
かばんの中がごそごそと動いているのです。
20歳前後の女性が自らのかばんで私のかばんを隠しています。
そしてどうやら中を探っているようです。
彼女にとって残念なことに、かばんの中には水とティッシュしかありません。
すると、その様子を見ていた20歳くらいの女性がスリに怒ってくれました。
何も盗られていないから別にいいよと言って彼女をなだめました。
アジア人観光客が世界中でスリに狙われていることは百も承知です。
なので、注意は常に怠りませんし、今回は何も盗られませんでした。
それにしても、スリはホームにいたときから目を付けていたはずです。
車内ではすぐに気づきましたが、ホームでは気づきませんでした。
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